夫婦、身長差25せんち。

今日も明日も横浜で頑張っています

テレビで紹介のセミオーダー靴屋Kiberaでも願いは叶わなかった

ある日の朝テレビを見ていると『足のお悩み解決!格安オーダー靴!』という超魅力的なキャッチコピーで紹介されているお店がありました。


出掛ける直前の忙しい時間でしたが、小さい頃から外反母趾に悩まされた私には見逃すことはできません。私はこの外反母趾のせいで今まで『ピッタリ!』という靴に出会ったためしがないのです。



テレビの紹介によれば、最新のマシーンで足のサイズを測ってくれてそれをもとにその人に超ピッタリ!な靴形を見つけ、色や素材、ヒールの高さを決めてあとは2週間待つだけ、しかも価格は9,800円というとっても魅力的なお店なんだそうで、これはいくしかない!と早速予約をして行って来ました。これで長年の悩みもいよいよ解決かもしれない…と感慨深い思いと期待に胸を膨らませて向かいました。


品川の高輪口をでて徒歩5分ほど

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さっそく店内へ

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店内にはいると『予約あります?』とちょっと疲れ気味の店員さんが出てきました。どうやらテレビで紹介されたため、めちゃくちゃに忙しい様子、店内は予約制にも関わらずすでに定員オーバー状態、オーダーシューズなのでひとりひとりの接客に時間かかってる様子でした。みんな靴で悩んでいるのね、同志…!


とりあえず座っておいてください、と言われて座ろうとするも椅子はひとつしかなく、え?え?どうしたら?とモタモタしている私たちに対して苛ついた雰囲気で、再度『そちらにどうぞ!!!』と椅子を指されましたが、どうみても椅子はひとつなので困りました。


「一個しかないね、どうする…でも座らないと店員さんキレそう」と彼とコソコソ耳打ちをして、仕方なしに店員さんに指定された小さな1つの丸椅子を二人でシェアして座って待ちました。絶対知り合いに会いたくない恥ずかしいウェイティング状態でしたが、幸い誰も知り合いに合わずに済みました。

しばらく座っていると呼ばれました。予約していきましたが、結局30分ほどちいさい椅子(2人で1脚)に座って待たされて、もう忘れられたのかもしれないと心配していましたが、忘れられていなかったのでよかったです。

最新マシーン
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マシーンに足をいれて立っているだけで、足の 立体映像が撮れるんだそうです。

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ものの1分で完了し、また半ケツチェアーのある所へ戻されました。先ほど同様に、一個の椅子を指しながら『こちらで少々おまちください』と言い去られましたが、この店員には私たちは一人に見えているのだろうか、もしくは疲れで椅子が2つにみえているのだろうか、はたまた予約したのは一人分だったので一緒に来た人には椅子を与えないというマニュアルなのだろうか…。


数分後、計測結果を渡され「どうしますか」と聞かれました。どうするかと言われても、私はこの測定結果を元に、自分の足にあった靴を買いに来ているので「靴が欲しいです」と言うしかないのですが、靴屋で靴が欲しいですと答えるなんて、私は阿呆みたいだ…と思いながらも仕方無し、他に最適な回答が見当たらなかったため「靴が欲しいです」と伝えると、足のサイズを聞かれました。えええ、さっきの計測結果は使わないの?!

私がテレビで見たイメージでは、計測結果をもとにぴったりな靴の形&サイズを店員さんが教えてくれるのだとばかり思っていたのですが、普通の靴やさんのように足のサイズを聞かれたので「23センチを普段ははいています」と答えました。

しかし、手渡された今日の計測結果によれば、私の足は21センチらしい、只普段は外反母趾が痛むのでそれにあわせて靴を選らんでいるため23センチをはいているのですが、そういう場合は?と訪ねると、とりあえず23センチ持ってきますね、とのこと。

その後はまるでふつうのセミオーダーメイド靴屋と変わらず、持ってきてもらった23センチの靴のサンプル数種類をはいてみます。

どれもこれととてもじゃないけど外反母趾のわたしには横幅がおさまらず「幅がきついです」と伝えると「じゃあ幅広タイプをお持ちします」と言われ、始めから幅広でって言ってよ…という雰囲気が店員さんから伝わってきて居たたまれない。私はなにか悪いことをしたのでしょうか。

計測結果には足幅も含まれていたのだから、さすがにそれを加味してサンプルを持ってきてくれてもよいのでは?そもそも計測を参考にしないならばなんのための計測だったのだろうか、そんな憤りはあるけれど、なぜか私以上に店員さんはイライラしているし、もう店のなかにいることすら辛くなってきますが、外反母趾に合う靴を探しにわざわざ横浜から来ているので諦められない…。

結局、その後店員さんが持ってきてくれた幅広タイプのサンプルも私の足には合わず、しかも合わないということにより一層の苛立ちを見せる店員さん。


外反母趾の人はどういった形のものを購入するんですか、と聞いてみるも「幅広タイプからだいたい選んでいる」「たぶんこれでだめならウチに合う靴ははないと思います」とのこと。


もう合う靴はない、と言われてしまってはしょうがないし、店員さんは苛立っているしで帰宅を余儀なくされ、なんだかトホホ…と泣きそうになりながら帰ることに。


帰り際に店員さんに、会員カードを作って帰るように言われました。会員カードには、脚の計測結果が保存できるという説明をしていたけれど「結構です」と断って帰宅しました。

履ける靴はありません、と言われた店で会員カードなんて作るわけねえだろうが!!!と言わなかった私はとても温厚な性格です。